安藤阪神 2年目
1983年
4位
62勝 63敗 5分
びぃクラスや
安藤統男（43）
1983年の成績
最終順位
4位
62勝 63敗 5分
*順位は月末のもの
チーム成績
| 打率 | HR | 防率 | 盗塁 | 失策 |
| .274 | 169 | 4.22 | 86 | 91 |
1983開幕スタメン
| 順 | 位 | 選手名 | 齢 | 打率 | HR | 点 |
| 1 | 遊 | 真弓明信 | (30) | .353 | 23 | 77 |
| 2 | 右 | 北村照文 | (26) | .260 | 9 | 29 |
| 3 | 左 | 佐野仙好 | (32) | .279 | 13 | 64 |
| 4 | 三 | 掛布雅之 | (28) | .296 | 33 | 93 |
| 5 | 二 | 岡田彰布 | (26) | .289 | 18 | 44 |
| 6 | 一 | 藤田平 | (36) | .275 | 2 | 24 |
| 7 | 中 | アレン | (30) | .276 | 2 | 10 |
| 8 | 捕 | 笠間雄二 | (30) | .271 | 12 | 41 |
| 順 | 位 | 選手名 | 齢 | 防率 | 勝 | 敗 |
| 9 | 投 | 小林繁 | (31) | 4.05 | 13 | 14 |
*数字は1983年シーズンの成績
1983シーズン詳細
安藤阪神の2年目シーズン。
ランディバースがやってきた！
この年、最強外国人となるランディ・バースが入団。以降しばらくの間、関西限定ながら髭を生やした外国人は全てバースと呼ばれるようになった。
バースはオープン戦で故障したために開幕スタメンからは外れたが、来日1年目から35本塁打を放ち、チームに大きく貢献。真弓明信、掛布雅之、岡田彰布、佐野仙好と二桁ホームランを放つ選手が揃う中、さらにバースが加わったことで、球史に残る強力打線が誕生した。
なお、このシーズンはチームの核弾頭だった1番真弓が.353で首位打者を獲得した。
中継ぎで規定投球回数に到達
そんな破壊力抜群の攻撃陣を誇った安藤阪神だったが、一方の投手陣はさっぱり。チーム防御率4.22と打ってもそれ以上に点を取られ負ける荒れた試合が続いた。
ただ、そんな貧弱投手陣の中で、中継ぎ、抑えとして起用された福間納が歴史に残る快挙を達成。69試合に登板、130イニング1/2を投げ、ほぼリリーフだけで規定投球回に到達。最優秀防御率のタイトルを獲得した。「テレビつけたらいつも福間が投げとる。そしていつも抑えよる」とファンは驚き、賞賛した。
ちなみに1シーズンの最高登板回数の記録は久保田智之の90試合。投球回数が108イニングと福間より少ないことから、いかに福間が「ヤバかった」かが分かる。
福間納 69試合（130.2）
久保田 90試合（108）
*（）内は投球イニング数
そんな1983年シーズンは最後までBクラスを抜け出せず4位に終った。
シーズン終了後、「江川事件」で阪神に入団した小林繁が31歳の若さで引退。ローテーションの一角が抜けた阪神投手陣の立て直しが急がれた。
バースと岡田は公私ともに仲がよく、家族ぐるみの付き合いだった。これには岡田の妻である陽子夫人の存在が大きかった。語学に堪能な彼女は、英語、フランス語、スペイン語を操り、バースも操ったという。
関連ページ
安藤統男のページ
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あんどうもとお
安藤統男
茨城県土浦市
1970/08/13
