阪神監督56年史


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岡田阪神 5年目

2008

2

82 59 3

もうちょいやった

岡田彰布(50)

最終順位

2

82 59 3

*順位は月末のもの

チーム成績

打率 HR 防率 盗塁 失策
.268 83 3.29 62 62
選手名 打率 HR
1 赤星憲広 (32) .317 0 30
2 平野恵一 (29) .263 1 21
3 新井貴浩 (31) .306 8 59
4 金本知憲 (40) .307 27 108
5 今岡誠 (34) .172 7 29
6 鳥谷敬 (27) .281 13 80
7 フォード (31) .225 3 11
8 矢野燿大 (40) .275 4 36
選手名 防率
9 安藤優也 (31) 3.20 13 9

*数字は2008年シーズンの成績

岡田阪神の5年目シーズン。

消火器の新井貴浩入団
前シーズンにリーグ最低の得点に終った打撃陣はスタメンのほとんどが30代、チームの中心である金本、矢野に至っては40歳と、選手の高齢化が進んでいた。この状況に危機感を感じた球団は新たな戦力の補強に走った。

まず、オリックスからはトレードで平野恵一(29)を獲得。岡田監督がフロントに頼み込んだという攻守の内野手。

*阪神オリックスの交換トレード
阪神→オリックス 濱中治、吉野誠
オリックス→阪神 平野恵一、阿部健太

次に広島からFAで新井貴浩(31)を獲得。イタズラでバッグに消火器を入れられたが「なんか重いな」と気づかずに家まで持って帰ったという伝説を持つスラッガー。

連勝連勝で7月マジック点灯
新戦力の活躍もあり好調なスタートを切った阪神は開幕から7カード連続勝ち越し。7月には2位巨人と最大13ゲーム差を付け早くもマジックが点灯した。

優勝を確信した関西人は誰もがニコニコ顔。先走った優勝セールを始める店舗すらあった。

あかん、13ゲーム差あったのに
ところが北京五輪で主力選手が離脱、中心選手の故障をきっかけに失速。9月に阪神の優勝を先取って祝った雑誌「Vやねん!タイガース」が発売された頃から雲行きが怪しくなり、マジックが点灯と消滅を繰り返した。

そしてシーズン終盤、12連勝と猛追する巨人に追い抜かれ、10月8日にはついに首位から陥落。2位でシーズンを終えた。

なお、13ゲーム差をつけてからのV逸はセリーグ記録。ライバル巨人に逆転されたこともあり、阪神ファンの間では一生忘れられない悪夢のシーズンとなった。

10月12日、岡田監督はこの悲劇とも言えるV逸の責任取り辞任を発表。クライマックスシリーズを最後に監督を退任した。

会見で「優勝していたら辞めるつもりはなかった」と悔しさを滲ませながら、「二軍監督時代からの選手たちと一緒に優勝争いができたのが嬉しかった」と笑顔で振り返った。

(この後、15年の時を経て、2023年に再び阪神の監督に就任する。)


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岡田彰布が監督

  • 2004 4
    66勝 70敗 2分
  • 2005 1
    87勝 54敗 5分
  • 2006 2
    84勝 58敗 4分
  • 2007 3
    74勝 66敗 4分
  • 2008 2
    82勝 59敗 3分
  • 2023 1
    85勝 53敗 5分
  • 2024 2
    74勝 63敗 6分

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