3位
69勝 68敗 6分
ま、しゃあない
矢野燿大(50)
3位
69勝 68敗 6分
*順位は月末のもの
打率 | HR | 防率 | 盗塁 | 失策 |
.251 | 94 | 3.46 | 100 | 102 |
順 | 位 | 選手名 | 齢 | 打率 | HR | 点 |
1 | 遊 | 木浪聖也 | (25) | .262 | 4 | 32 |
2 | 中 | 近本光司 | (25) | .271 | 9 | 42 |
3 | 右 | 糸井嘉男 | (38) | .314 | 5 | 42 |
4 | 三 | 大山悠輔 | (25) | .258 | 14 | 76 |
5 | 左 | 福留孝介 | (42) | .256 | 10 | 47 |
6 | 一 | ナバーロ | (32) | .209 | 0 | 2 |
7 | 二 | 糸原健斗 | (27) | .267 | 2 | 45 |
8 | 捕 | 梅野隆太郎 | (28) | .266 | 9 | 59 |
順 | 位 | 選手名 | 齢 | 防率 | 勝 | 敗 |
9 | 投 | メッセンジャー | (38) | 4.67 | 3 | 7 |
*数字は2019年シーズンの成績
矢野阪神の1年目シーズン。
シーズン最下位に終わった責任を取り金本監督が退任。矢野燿大が二軍監督から一軍監督に昇格する形で新監督に就任した。
いきなり炸裂した予祝
キャンプ初日、矢野新監督はいきなり「皆さんのおかげで優勝できました」とマスコミにコメントし全国民を困惑させた。その後、これは「予祝」という考えによる行動だと判明したが、その奇抜な振る舞いは各所で大きく取り上げられた。
そんな矢野監督は、ことあるごとに「楽しみながら勝つ」と目指す野球について語った。ただ、その口から飛び出すのは抽象的な言葉ばかり。
「2番は誰にするんや?」
「鳥谷どこで使うねん」
と具体的な情報に飢えたファン。
「俺たちの野球」
「僕たちの野球」
と高校球児のような言葉を嬉しそうに連呼する監督。
最初は苦笑いしていたファンも「矢野、大丈夫か」と心配し始めた。
ただ、そんなファンの不安をよそに、選手たちには矢野監督の考えは受け入れられたようでベンチの雰囲気は一変。常に笑顔が溢れる、これまでにない明るいチームとなっていった。
キナチカ
そして迎えた2019年シーズン。
開幕からルーキーの木浪聖也と近本光司を12番コンビとして起用、「キナチカ」の愛称で売り出した。
この木浪の起用により鳥谷敬が入団16年目で初めて開幕スタメンから外れることとなった。
4番は3年目の大山悠輔を固定。若き主砲を糸井嘉男、福留孝介のベテラン選手で挟む新たな打線が完成した。
西、PJ加入で投手陣がパワーアップ
投手陣ではFAでオリックスから5度の二桁勝利をあげた右腕、西勇輝を獲得。4年目の青柳晃洋、2年目の髙橋遥人がローテーションに加わった。
また、セットアッパーとして新外国人のピアース・ジョンソン(PJ)を獲得。島本浩也、岩崎優、能見篤史の中継ぎから、PJ、藤川球児、ドリスの救援陣へリレーする勝ちパターンを形成した。
前年最下位だったチームとは思えない戦いぶりが続き、これには矢野阪神に懐疑的だったファンも「矢野の野球は明るうてええなあ」と手に平を返していった。
守備が崩壊、シーズン三桁エラー
だが、シーズン100失策を記録するなど守備面はボロボロ。特に三遊間は目も当てられない状況で53失策を記録してしまった。(ちなみにこのシーズンの中日のチーム失策数は45個)
優勝争いには参加できないシーズンだったが何とかAクラスを死守。矢野阪神1年目は3位でシーズンを終えた。
大阪府大阪市
1970/08/16