阪神監督56年史


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金本阪神 1年目

2016

4

64 76 3

びぃクラスや

金本知憲(47)

最終順位

4

64 76 3

*順位は月末のもの

チーム成績

打率 HR 防率 盗塁 失策
.245 90 3.38 59 97
選手名 打率 HR
1 高山俊 (23) .275 8 65
2 横田慎太郎 (21) .190 0 4
3 ヘイグ (30) .231 2 11
4 福留孝介 (39) .311 11 59
5 ゴメス (31) .255 22 79
6 鳥谷敬 (35) .236 7 36
7 西岡剛 (32) .295 0 15
8 岡﨑太一 (33) .200 0 5
選手名 防率
9 メッセンジャー (35) 3.01 12 11

*数字は2016年シーズンの成績

金本阪神の1年目シーズン。

4年間、阪神を率いた和田豊監督が退任。代わって金本知憲が新監督に就任した。2013年に阪神を引退後、3年での現場復帰となった。背番号は現役時代の「6」と若い数字を背負った。

この頃の阪神は、FA、トレード、メジャー帰りの選手獲得により、即戦力の選手を外部から獲得、戦力を維持してきた。これは裏を返すと、長期にわたり若手選手の出場機会を奪っていたわけで、ここに来てそのツケが一気に出てきていた。

気づけばスタメンは30代が占め。40代に近い選手も名を連ねる状態。高齢化が進んだチームをどう変えていくか。新監督の手腕に大きな注目が集まった。

中西清起コーチ失踪報道
そんな中、シーズンオフに思わぬニュースが飛び込んできた。

退団した中西清起投手コーチが失踪したというもので、「退団後の生活に悩んでいた」との一部報道から大騒動に発展。深夜にも関わらず自宅マンションに報道陣が集結し騒然となった。当時発覚した野球賭博に関わっていたのではと邪推する者もいた。

結局「淡路島で釣り」をしていたことが判明。見事に「釣られる」形で落ちが付いた。

超変革打線
中西失踪騒動が落ち着き、金本阪神が始動。「超変革打線」のスローガンを掲げ、思い切った選手起用を宣言した。

言葉どおり、開幕戦でドラフト1の髙山俊(23)、3年目の横田慎太郎(21)を1、2番に抜擢。一軍出場機会が少なかった原口文仁(24)、北條史也(22)らも積極的に起用した。

投手陣では3年目の岩貞祐太(24)がローテーションを守り規定投球回数に到達。二桁勝利をマークした。ルーキーの青柳晃洋(23)も7月以降ローテーション入りし4勝するなど、若手投手が台頭した。

だがペナントレースは上位争いにはほとんど参加できずシーズンが終了。4位。

モノに当たってはいけません
シーズン中、熱くなった金本監督がボールボーイが座るパイプイスを蹴り上げ、大きな問題に。監督の感情を前面に押し出す行動は、この後のシーズンでも度々問題となった。

新しい阪神の幕開け
そんなネガティブな面もあった金本阪神だったが、見慣れぬメンバーが並ぶスタメンは新鮮で魅力的だった。数年後の阪神を夢見てニヤニヤするファンが続出したシーズンだった。

なお、高山は134試合出場し打率.275、8本塁打、65打点でセリーグの新人王を獲得した。投票総数「269」のうち220票を獲得、2位の今永昇太(DeNA)の32票を大きく引き離しての選出だった。


関連ページ

金本知憲が監督

  • 2016 4
    64勝 76敗 3分
  • 2017 2
    78勝 61敗 4分
  • 2018 6
    62勝 79敗 2分

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