4位
64勝 76敗 3分
びぃクラスや
金本知憲(47)
4位
64勝 76敗 3分
*順位は月末のもの
打率 | HR | 防率 | 盗塁 | 失策 |
.245 | 90 | 3.38 | 59 | 97 |
順 | 位 | 選手名 | 齢 | 打率 | HR | 点 |
1 | 左 | 高山俊 | (23) | .275 | 8 | 65 |
2 | 中 | 横田慎太郎 | (21) | .190 | 0 | 4 |
3 | 三 | ヘイグ | (30) | .231 | 2 | 11 |
4 | 右 | 福留孝介 | (39) | .311 | 11 | 59 |
5 | 一 | ゴメス | (31) | .255 | 22 | 79 |
6 | 遊 | 鳥谷敬 | (35) | .236 | 7 | 36 |
7 | 二 | 西岡剛 | (32) | .295 | 0 | 15 |
8 | 捕 | 岡﨑太一 | (33) | .200 | 0 | 5 |
順 | 位 | 選手名 | 齢 | 防率 | 勝 | 敗 |
9 | 投 | メッセンジャー | (35) | 3.01 | 12 | 11 |
*数字は2016年シーズンの成績
金本阪神の1年目シーズン。
4年間、阪神を率いた和田豊監督が退任。代わって金本知憲が新監督に就任した。2013年に阪神を引退後、3年での現場復帰となった。背番号は現役時代の「6」と若い数字を背負った。
この頃の阪神は、FA、トレード、メジャー帰りの選手獲得により、即戦力の選手を外部から獲得、戦力を維持してきた。これは裏を返すと、長期にわたり若手選手の出場機会を奪っていたわけで、ここに来てそのツケが一気に出てきていた。
気づけばスタメンは30代が占め。40代に近い選手も名を連ねる状態。高齢化が進んだチームをどう変えていくか。新監督の手腕に大きな注目が集まった。
中西清起コーチ失踪報道
そんな中、シーズンオフに思わぬニュースが飛び込んできた。
退団した中西清起投手コーチが失踪したというもので、「退団後の生活に悩んでいた」との一部報道から大騒動に発展。深夜にも関わらず自宅マンションに報道陣が集結し騒然となった。当時発覚した野球賭博に関わっていたのではと邪推する者もいた。
結局「淡路島で釣り」をしていたことが判明。見事に「釣られる」形で落ちが付いた。
超変革打線
中西失踪騒動が落ち着き、金本阪神が始動。「超変革打線」のスローガンを掲げ、思い切った選手起用を宣言した。
言葉どおり、開幕戦でドラフト1の髙山俊(23)、3年目の横田慎太郎(21)を1、2番に抜擢。一軍出場機会が少なかった原口文仁(24)、北條史也(22)らも積極的に起用した。
投手陣では3年目の岩貞祐太(24)がローテーションを守り規定投球回数に到達。二桁勝利をマークした。ルーキーの青柳晃洋(23)も7月以降ローテーション入りし4勝するなど、若手投手が台頭した。
だがペナントレースは上位争いにはほとんど参加できずシーズンが終了。4位。
モノに当たってはいけません
シーズン中、熱くなった金本監督がボールボーイが座るパイプイスを蹴り上げ、大きな問題に。監督の感情を前面に押し出す行動は、この後のシーズンでも度々問題となった。
新しい阪神の幕開け
そんなネガティブな面もあった金本阪神だったが、見慣れぬメンバーが並ぶスタメンは新鮮で魅力的だった。数年後の阪神を夢見てニヤニヤするファンが続出したシーズンだった。
なお、高山は134試合出場し打率.275、8本塁打、65打点でセリーグの新人王を獲得した。投票総数「269」のうち220票を獲得、2位の今永昇太(DeNA)の32票を大きく引き離しての選出だった。
広島県広島市
1970/08/16