2位
78勝 63敗 3分
もうちょいやった
真弓明信(56)
2位
78勝 63敗 3分
*順位は月末のもの
打率 | HR | 防率 | 盗塁 | 失策 |
.290 | 173 | 4.05 | 71 | 82 |
順 | 位 | 選手名 | 齢 | 打率 | HR | 点 |
1 | 中 | マートン | (28) | .349 | 17 | 91 |
2 | 二 | 平野恵一 | (31) | .350 | 1 | 24 |
3 | 遊 | 鳥谷敬 | (29) | .301 | 19 | 104 |
4 | 左 | 金本知憲 | (42) | .241 | 16 | 45 |
5 | 三 | 新井貴浩 | (33) | .311 | 19 | 112 |
6 | 捕 | 城島健司 | (34) | .303 | 28 | 91 |
7 | 一 | ブラゼル | (29) | .296 | 47 | 117 |
8 | 右 | 桜井広大 | (27) | .255 | 9 | 30 |
順 | 位 | 選手名 | 齢 | 防率 | 勝 | 敗 |
9 | 投 | 安藤優也 | (33) | 7.27 | 2 | 3 |
*数字は2010年シーズンの成績
真弓阪神の2年目シーズン。
赤星、ウイリアムス、今岡誠が退団
前シーズンオフ、赤星憲広が首の故障を理由に引退を発表した。阪神を長年にわたり引っ張ってきたリードオフマンの33歳での退団。関西中が涙に明け暮れた。
また、勝利の方程式「JFK」の一人であるジェフ・ウィリアムスが退団。阪神の歴代最高打点記録を持つ今岡誠が戦力外通告を受けるなど、多くの選手が阪神を去っていった。
最強キャッチャー城島健司入団
それらの選手を補うべく大幅な補強を行った。
まずはマリナーズを退団した城島健司を獲得。日本歴代最強キャッチャーの入団にファンは歓喜した。
また、この後、阪神を支えていくことになる超優良助っ人マット・マートンを獲得。
城島の誘いもありランディ・メッセンジャーもこの年から縦縞のユニフォームに袖を通した。
脅威の打線はチーム打率.290
補強やスタメンが一気に入れ替わった2010年は、これまでに類を見ない打高投低のシーズンとなった。
公式球が、いわゆる「飛ぶボール」となったこともあり、阪神のチーム打率は.290と急上昇。スタメンに3割打者が5人並ぶ打線は圧巻だった。(このチーム打率.290は1985年の超強力打線を上回り阪神歴代1位の数字となっている。)
また、前年から西武より途中入団したブラゼルが覚醒、ホームランを47本と量産した。城島、新井、鳥谷、マートンらも二桁をマーク。チーム本塁打は前年の1.6倍となる173本となった。
金本のフルイニング出場ストップ
ただ、超強力打線の中、金本知憲の衰えは大きく、一人だけ浮いた存在に。守備では肩の故障で返球ができず、まともにプレイできない状況に陥っていた。そこで金本は自ら出場を辞退、4月14日にスタメンを外れた。
これにより連続フルイニング出場が1492試合でストップ。一つの時代が終わった瞬間だった。
中継ぎ投手をライトに
そんな2010年シーズンは終盤までもつれる熱い展開に。9月には阪神のマジックが一時点灯。中日、巨人との三つ巴となった。だが、チーム防御率4点台の投手陣が足を引っ張り、最終的に2位でシーズンを終えた。
なお、このシーズンでも真弓采配は健在。延長戦に突入後、守る野手が足りなくなってしまい、中継ぎ投手の西村憲をライトの守備につかせるという画期的な采配を振るった。
しかも打者が左になると西村はレフトへ交代、右になるとライトへ。打者ごとに守備位置を4度にもわたり入れ替えた。ブラゼルの予想外の退場があったとはいえ、さすがだった。
福岡県大牟田市
1970/08/15