2位
73勝 67敗 4分
もうちょいやった
和田豊(50)
2位
73勝 67敗 4分
*順位は月末のもの
打率 | HR | 防率 | 盗塁 | 失策 |
.255 | 82 | 3.07 | 81 | 64 |
順 | 位 | 選手名 | 齢 | 打率 | HR | 点 |
1 | 二 | 西岡剛 | (29) | .290 | 4 | 44 |
2 | 中 | 大和 | (26) | .273 | 0 | 21 |
3 | 遊 | 鳥谷敬 | (32) | .282 | 10 | 65 |
4 | 一 | 新井良太 | (30) | .238 | 14 | 51 |
5 | 右 | 福留孝介 | (36) | .198 | 6 | 31 |
6 | 左 | マートン | (31) | .314 | 19 | 85 |
7 | 三 | コンラッド | (32) | .175 | 0 | 0 |
8 | 捕 | 藤井彰 | (37) | .258 | 1 | 24 |
順 | 位 | 選手名 | 齢 | 防率 | 勝 | 敗 |
9 | 投 | メッセンジャー | (32) | 2.89 | 12 | 8 |
*数字は2013年シーズンの成績
和田阪神の2年目シーズン。
福留孝介が阪神へ
金本知憲、城島健司が現役引退、ブラゼルが退団、藤川球児がメジャー移籍。この数年、阪神を支えた選手たちがチームを去った。
その一方、メジャーリーグから日本球界に復帰した福留孝介、西岡剛が入団した。
最強ルーキー藤浪晋太郎がやってきた
また、ドラフト1位で即戦力ルーキー・藤浪晋太郎を獲得。和田監督自ら4球団競合の即戦力を引き当てた。ドラフト会議中継の視聴率は関西地区では夕方の時間帯ながら瞬間最高16.4%と高い数字をマークした。(瞬間最高は和田監督がクジを引き当てガッツポーズした瞬間)
和田監督、不倫がバレる
和田阪神1年目とは異なり、大きく戦力が入れ替わったこのシーズン。新戦力の活躍で上位争いを続けた。ところがペナントレースの真っ只中である7月、思わぬスキャンダルが阪神を襲った。
突然「週刊新潮」が和田監督の不倫を報じたのだ。
記事にはでかでかと「松田聖子」の文字。阪神の現役監督と誰もが知る大物タレントとのスキャンダル。これには関西が沸きに沸いた。
和田監督は自他共に認める大の松田聖子ファン。地味で真面目な印象の監督が持ち続けた憧れのタレントへの積年の想い。それが通じたという奇跡。この不倫を批判する声は少なかった。
ただ、よく紙面を読むと不倫は過去の話で、しかもその相手は「松田聖子」ではなく、「松田聖子のモノマネタレント」だった。
「松田聖子ちゃうんかい!」と釣られた人たちは思いっきりひっくり返った。
和田監督、ネタになる
この不倫スキャンダル。監督のキャラクターからなのか、バッシングに向かうどころか、「ホームランは狙わずヒットを打ちにいく、現役時代さながらの堅実なバッティング」とネタにされ始めた。
その後、不倫相手とのメールが掘り返され、恥ずかしすぎる文面が公に。これには誰もが笑ってしまい、深刻な事態は回避された。が、監督は連日イジられ続けた。
和田監督、耐える
10年前の出来事であること、関係は既に終了していること、不倫発覚後の家族の対応と理解、などから炎上することなく、自体はフェードアウトした。
そして和田監督はメールの文面をアレンジした恥ずかしいヤジが飛び交う中、鋼のメンタルで指揮を振るい続けた。
そんな大騒動を乗り越えた和田阪神は2位。順位は悪くないように見えるが、首位巨人とは12.5ゲームという圧倒的な差をつけられてのものだった。
千葉県松戸市
1970/08/16